希望をつなぐ。 大きな変化、悲惨なニュース、覆される常識。 圧倒的な現実に自分の小ささ、無力さを感じる日々。 それでも、そんな中でも、希望をつないでいく。 無責任な批判や実行の伴わない言葉ではなく、実際に自ら行動し、具体的な制度や仕組みを考え、提案し続ける。 その小さな積み重ねが希望ある未来に繋がることを信じて。                                  

2012年12月23日

飯塚市立病院建替えについて!

皆様、こんにちは!

先日、平成24年第4回飯塚市議会定例会が終了しました。

補正予算、条例改正、請願などの多くの議案の採決が行われましたが、その中でも、飯塚市立病院事業会計補正予算について少し取り上げます。

この補正予算で飯塚市が行おうとしていることは、「飯塚市立病院建替事業」です。

事業の総額は約40億円、平成24年度から27年度の期間が設けられています。

この議案については議会の判断がはっきりと分かれました。

その様子については12月22日付の西日本新聞でも掲載されています。

「補正予算をこのまま通していいよ」という賛成の立場の議員と、「建替えについては反対ではない。しかし、もっと慎重に検証する必要がある」という反対の立場の議員がいました。

私は、この議案の審議を行っていた厚生委員会に傍聴に行き、この案件について継続して調査を行っている同僚議員を含めた議員同士での勉強会を重ね、現時点での審議状況ではまだOKは出せないという思いに至ったので、反対の意思を表示しました。

現時点での審議状況ではまだ不十分であり、議会として検証する部分が多く残っている、と感じたゆえの反対であって、建替えそのものが必要ないとは考えていません。

しかし、結果的には賛成多数で議会としては補正予算を承認することになりました。

私としてはとても残念な結果になったと感じています。

飯塚市はこの先数十年にもわたりこの建替え事業の借金を返していかねばなりません。

現在の市の財政状況は決して良いとは言えない状態であり、少しでも負担を減らすことに必死にならなければいけません。

飯塚市は、住民サービスを見直し、公共施設を整理統合して行財政改革を進めています。

いわば住民にサービスを我慢してもらい、負担を求めています。

しかし、その一方で、今回の建替え事業のように簡単に何十億ものお金をかけて新しい施設建設の予算を議会に上程してきます。

そして、今の議会はそれを認めてしまっています。

住民サービスを削るのは行財政改革の最後ではないでしょうか。

まずは、市長や議員などの政治家が身を削り、行政組織をスリム化させ、その後に住民サービスに手を付けるべきです。

それが、行財政改革の本当の順番ではないでしょうか。

そのような手順を踏まずに進めていては住民からの不満は高まる一方だと思います。

しかし、実質、この補正予算は議会の多数決で承認を得てしまいました。

正当な手続きを踏んで議会としての意思が固まった以上、それについてこれ以上あれこれ言ってもどうしようもないので、これからは、自分がやれることに集中していこうと思います。

西鉄バスセンター建替え、市庁舎建替えなどこれからも多額の予算を伴う議案が審議されていきます。

可能な限り情報を提供していきますので、ぜひ、皆様も厳しい議会チェックをよろしくお願いします!





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Posted by 永末雄大 at 11:37│Comments(0)議員活動
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