希望をつなぐ。 大きな変化、悲惨なニュース、覆される常識。 圧倒的な現実に自分の小ささ、無力さを感じる日々。 それでも、そんな中でも、希望をつないでいく。 無責任な批判や実行の伴わない言葉ではなく、実際に自ら行動し、具体的な制度や仕組みを考え、提案し続ける。 その小さな積み重ねが希望ある未来に繋がることを信じて。                                  

2013年03月26日

成年後見制度って?

皆様、こんばんは!

今日は、成年後見についての相談を受けました。

成年後見とは認知症等の理由で自分で意思を表示することが難しい人に代わり様々な手続きを行っていく制度です。

代わりに手続きを行っていく人を後見人といい、その後見人が裁判所を通じて選ばれる法定後見制度と、自分で後見人を選んで契約を結ぶ任意後見制度があります。

今回のケースでは相談者のお母様の認知症が重くなり、意思を表示することが難しくなってきたことから、何らかの対策を講じたいという理由から相談にいらっしゃいました。

まだご本人が意思を表示でき、自分で後見人を選べる状態であれば、任意後見制度を選択できますが、今回のように、ご本人の意思表示が難しいケースでは、法定後見制度を選択するしかありません。

後見人等を選ぶことなく認知症などの状態になってしまい、自分で意思を表示できなくなると様々なところで弊害が生じてきます。

例えば何らかの理由で定期預金を解約したくても、本人の意思が確認できなければそれができないといったことが起こります。

これからますます高齢化が進展していきます。

しかも核家族化、都市化の影響などから高齢のご夫婦のみ、もしくは単身高齢者のみといった世帯が大変多く存在します。

老いは必ず、誰にでもやってきます。

この絶対に避けられない問題を、国や他人任せにするのではなく、これからは個人個人がしっかりと自分の最後と向き合い、対策を講じていく必要があると思います。


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Posted by 永末雄大 at 22:30│Comments(0)行政書士のお仕事
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