希望をつなぐ。 大きな変化、悲惨なニュース、覆される常識。 圧倒的な現実に自分の小ささ、無力さを感じる日々。 それでも、そんな中でも、希望をつないでいく。 無責任な批判や実行の伴わない言葉ではなく、実際に自ら行動し、具体的な制度や仕組みを考え、提案し続ける。 その小さな積み重ねが希望ある未来に繋がることを信じて。                                  

2023年03月31日

令和3年度決算特別委員会の報告

令和3年度決算特別委員会の報告

昨年9月21日から2日間、 令和3年度の決算特別委員会が開催されました。これは、令和3年度に一般会計と特別会計で、どのような事業にどのくらい公金を使ったのかを審査する委員会です。その中で、私は以下の事項等について質疑をしましたので、その主なものの内容と私の考えを記載いたします。

1. 協働のまちづくり応援補助金 (197万円)
市民の活動などを応援するための補助金です。対象となる団体の条件、対象となる事業内容や補助率、審査基準、応募と採択件数などについて質疑しました。

〈私の考え〉
「社会的な課題を解決するために自主的な活動をしたいが事業費が足りない」という相談を受けることがあります。 そのような現状を解決する一つの手段としてこのような補助金制度は有意義だと考えますので、制度をより利用しやすいものとするなどの改善要望を行っていきます。

2.シルバー人材センター補助金等 (1,170万円)

シルバー人材センターの運営に関する補助金 (880万円)、高齢者や子育て支援事業などへの補助金 (140万円)シルバーショップなどの事業補助金(150万円)です。シルバー人材センターの登録会員への収入を増やし、実費負担を減らす提案をすべく質疑しました。

〈私の考え〉
高齢者の働く環境を改善することでその生きがいづくりの場を提供したり、生活負担の軽減に寄与できないかと考えています。年金額の減少、物価高騰、労働者の減少などの社会問題の解決にもつながると考えますので、今後も色々な形で高齢者の生きがいづくりの提案を行っていきます。

3.児童センター・児童クラブ運営事業費 (3億5,484万円)

令和3年度の児童クラブ利用率は、児童数に対して32%となっており、平成29年度の利用率27%から大きく上昇していました。支援員の人件費は会計年度任用職員の保育士単価を、また消耗品費などの経費は前年度実績を参考に積算がされていました。

〈私の考え〉
質疑を通して明らかになりましたが、児童クラブの利用率は上昇傾向にあります。そのような中、施設改修や設備の充実、支援員の拡充や労働環境の改善が必要であると考えていますのでしっかりと改善要望を行って参ります。

4. ヘルスケアプロジェクト委託料 (4,149万円)

令和3年度の健幸ポイント参加者は2329人で前年度と比較すると約2.6倍となっていました。また、これまであまり運動をされていなかった方々の歩数が平均1270歩増加しているなど、事業として大きな成果が出ていることがわかりました。

〈私の考え〉
多くの方がこの健幸ポイント事業に参加いただくようになり、そのことで将来的な医療費の削減が推定されるなどの成果が出ていますが、一番の成果は市民の皆様の健康意識の向上であり、実際に健康になる方が増えていることだと考えます。

5. 有害鳥獣駆除対策事業費補助金 (1,177万円)

猪と鹿の捕獲数の推移について、また、その被害状況について質疑するとともに、把握されていない被害などが近年多発している可能性も考慮すべきであると指摘しました。

〈私の考え〉
近年、有害鳥獣の被害について相談を受けることが多くなりました。私も自宅の敷地内で被害を受け、本当に身近な問題として認識しています。 解決策の一つとして有害鳥獣駆除員を拡充することが有効だと考え、その具体的な提案を行いました。

令和3年度決算特別委員会の報告



Posted by 永末雄大 at 19:49