希望をつなぐ。 大きな変化、悲惨なニュース、覆される常識。 圧倒的な現実に自分の小ささ、無力さを感じる日々。 それでも、そんな中でも、希望をつないでいく。 無責任な批判や実行の伴わない言葉ではなく、実際に自ら行動し、具体的な制度や仕組みを考え、提案し続ける。 その小さな積み重ねが希望ある未来に繋がることを信じて。                                  

2013年04月26日

飯塚市の新庁舎建て替えについて!

昨日、市役所で開催された庁舎建設特別委員会を傍聴した。

今回の委員会では、執行部から、新庁舎建設工事設計の全体行程、予算概要、新庁舎必要面積算定報告書が提示され、数人の議員から質疑や要望があった。

傍聴して感じたことは「やはり行政の仕事は、前例主義、形式主義、横並び主義の権化だ。」ということである。

例えば、新庁舎の必要面積を決めるのに、他の自治体の庁舎規模を参考にしていること。

確かに、判断基準の一つとして他市の庁舎を参考にすることは必要であるだろう。

しかし、執行部側の説明を聞いているとあたかもそれが、判断基準のすべてであると感じる。

本当は第一に考えなければならないはずの市民目線での検証が感じられない。

本来であれば、市民の生活目線があり、その中で市庁舎の役割を考え、すでにある公有財産の活用を徹底的に検証し、長期的な財政負担や財政計画と照らし合わせるという思考プロセスがあって初めて、新市庁舎に必要な面積が算出されるはずだ。

そのような思考プロセスをすっ飛ばして、他の市が職員一人当たりにこれだけの面積を割り当てているので、飯塚市でも職員数に同規模の面積をかけて算出しました」というのはあまりにも行政的で、無機質な回答である。

そこに「飯塚市がこんな市になってほしい!」や「飯塚市民に質の高い住民サービスを提供したい!」という最も求められている言葉は残念ながら少しもでてこない。

審議会を設け、住民アンケートを取り、設計会社を決め、議会にも報告し、というようにきちんとルールにのっとって進めているから問題ないでしょ?というスタンス。

もちろん、ルールに則って物事をきめていくのは当然に必要である。それを無視しろというわけではない。

問題視しているのは、「ルールに則っていさえすれば、万事OK」「行政のすることに口をはさむな」というスタンスでの行政運営は確実に時代錯誤だということだ。

「市民目線での徹底した検証」「将来の飯塚市への新しいビジョン」「夢を描けるような都市構想」そのようなものがきちんと納得する形で提示されれば行政を全力で応援したいし、可能な限り協力していきたいと考えている。

しかし、今の計画ではとてもじゃないが納得できない。

今からでも遅くはないので、今後100年を見据えた都市を想定した計画へと見直ししていただきたい。

市長の強力なリーダーシップを求めたい。


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Posted by 永末雄大 at 09:05│Comments(0)議員活動
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